シベリウス・ヴァイオリンコンチェルト第47番 アレグロモデラート
2009年 09月 05日
秋の入り口がそこまで来ています。
こんな時はヴァイオリンが良いでしょう。
シベリウス・ヴァイオリンコンチェルト第47番 アレグロモデラートで
お勧めを二つ。
先ずはヒラリー・ハーンから。
艶のあるヴィヴラートを聞かせてくれます。
ヒラリー・ハーンの伸び代は計り知れませんが
彼女の最高の演目がここにあります。
17分超の大作なのに夢見心地が続くので時間なんて気になりません。
録音状態もかなり良い仕上がりです。
同収録されているシェーンベルグが高度な為に
シベリウスばかり聞きまくっています。
シェーンベルグ、全然わかんね。
お次はナイジェル・ケネディ。
ケネディのシベリウスはおとなし過ぎます。
まだまだリーダー作としてEMIから自由度を勝ち得ていなかった
時期なのでしょう。現在のベルリンフィル首席指揮者であるサイモン・ラトルが
指揮したシベリウスは躍動感が無く気の抜けたサイダー的と言ったら怒られますが
あんまりおもしろくありません。同収録のチャイコフスキーが秀逸なので尚更です。
いずれにせよクラシック聞きたいな~と思ったのと同時に小ブログを見たなら
運命ですからこの2枚で楽しんでみては。ちょっと賢くなった気分になれます。